寝言は認知症のサイン!レム睡眠行動障害、パーキンソン病・レビー小体型認知症

レム睡眠行動障害とは夢の内容と同じ行動を現実でもしてしまう病気です。
脳幹の異常が原因と考えられています。
レム睡眠行動障害は認知症のサインとも考えられていて、発症後にパーキンソン病・レビー小体型認知症になる確率が高いといわれています。




■レム睡眠行動障害

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
レム睡眠とは、身体も脳も眠っている状態をいいます。
ノンレム睡眠とは、身体は寝ていますが脳は覚醒状態に近い浅い眠りの状態をいいます。
人はレム睡眠のときにハッキリとした夢を見ます。

レム睡眠行動障害とは、浅い眠りのときに夢の内容と同じ行動を現実でもしてしまう病気のことをいいます。
悪夢から逃れようとするために大声で叫んだり、ベッドから落ちたりします。

一般的にレム睡眠は約90分間隔ごとにやってきます。
そのためレム睡眠行動障害の場合、寝言や異常行動が同じ時間に出やすい傾向があります。

■脳幹の異常がレム睡眠行動障害の原因

レム睡眠行動障害は脳幹(のうかん)の異常が原因と考えられています。
脳幹は脳と脊髄をつなぐ部分です。
人が夢を見ているとき睡眠中でも脳から身体に「動け」という指令が出ていますが、脳幹がその指令をストップしてくれています。
しかし脳幹に異常があると指令が伝わってしまい、夢の内容と同じ行動を現実でもしてしまいます。

■レム睡眠行動障害は認知症のサイン

レム睡眠行動障害はパーキンソン病・レビー小体型認知症のサインだと考えられています。

パーキンソン病とは、脳の異常により身体の動きに障害が出る病気です。
症状が進行すると歩行困難になり、車椅子での生活や寝たきりになってしまうこともあります。

レビー小体型認知症とは、脳内のタンパク質が変異して脳の神経を攻撃してしまう認知症の一種です。

レム睡眠行動障害だった患者がパーキンソン病・レビー小体型認知症になる割合は、10年後には73%、14年後には93%に及ぶと考えられています。

パーキンソン病・レビー小体型認知症の共通点には便秘があります。
パーキンソン病・レビー小体型認知症になってしまう元といわれているレビー小体であり、レビー小体の影響を受けやすいのが腸と考えられています。
レビー小体に腸の自律神経を破壊され、腸の働きが鈍くなり便秘になると考えられています。

■クロナゼパムによる薬物療法

クロナゼパムを飲むとストレスや不安を感じさせる扁桃体が穏やかな状態になり悪夢を見にくくすることができます。

レム睡眠行動障害を早期発見できるとパーキンソン病・レビー小体型認知症の進行をゆるやかにすることが期待できます。

■睡眠ポリグラフ検査

一晩でレム睡眠行動障害を判定することができます。
日本睡眠学会認定の全国約100ヵ所の病院で受診できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください