禁煙方法、タバコ・ニコチン依存症対策・禁煙の仕方、禁煙するには本人の自己決定が大事

タバコがやめられないのは意志が弱いのでななく、タバコを吸いたくなるのはニコチン依存症という病気のためです。
深刻な事態を招く前に適切な治療を行う必要があります。
タバコの煙には、血管を収縮させ心臓や脳に負担をかけるニコチンをはじめ、体に有害な物質はなんと200種類以上もあります。
タバコの影響はガンや脳硬塞以外にも視力障害や骨粗しょう症など多くの疾患につながっています。

■タバコの煙に含まれる一酸化炭素
一酸化炭素は血管の壁を傷つけ動脈硬化を進行させる一因にもなる体には有害な物質です。
一般にタバコを吸わない人の場合、呼気に含まれる一酸化炭素の濃度は4ppm以下とされています。

■起きぬけに体を動かす(禁煙による禁断症状対策)
体内のニコチンが少なくなっている朝はスモーカーにとってタバコに手が伸びる時間帯です。
体を動かし気分転換しましょう。

■食後すぐの歯磨き(禁煙による禁断症状対策)
食事後は多くの喫煙者がタバコを吸いたくなるときです。
食後は消化管に血液が集中し脳へのニコチン供給量が減ることが原因です。
食後すぐの歯磨きは、タバコの誘惑の時間を与えず口内環境も改善出来る効果があります。

■禁煙3日目以降は外出・体を動かすなど気分転換を行う(禁煙による禁断症状対策)
タバコを止めるとおよそ72時間後にはニコチンが抜けます。
そのため禁煙3日目が最も強く禁断症状が出てきます。
つらい禁断症状も健康が回復しているサインです。
何とか気をとりなおして外に出るなどして気分転換をしましょう。

■禁煙中はお酒の席は控える
アルコールの脳への刺激で快感を感じたり気がゆるんだりしてタバコを吸いたくなってしまいます。
そのため一番良い方法はお酒の席に近付かないことです。

■ニコチンパッチ(禁煙補助薬)
皮膚からニコチンを体内に補給し禁断症状を軽減し、除々にニコチンのない状態にならしてくれる薬です

■禁煙するには本人の自己決定が大事
まわりをとり囲んで禁煙を宣言させても本人のためにはなりません。
禁煙するという本人の意志が大切です。

■タバコの煙 副流煙の有害性
タバコの煙は本人が吸う主流煙よりも、周囲に広がる副流煙の方が数倍有害です。
●副流煙に含まれる有害物質
ニコチン :主流煙の2.8倍
タール  :主流煙の3.4倍
一酸化炭素:主流煙の4.7倍

■換気扇での喫煙は無意味
見えているタバコの煙はごく一部。
たとえば煙が換気扇に取り込まれていても、ほとんどの有害物質は部屋中に広がっています。
対策としては非喫煙者と同じ空間で喫煙することを止める以外ありません。
タバコの有害物質は無風状態で半径7mまで届くとされています。

■軽いタバコでも体への影響は変わらない
タバコのニコチン表示は器械で吸引した煙に含まれる分量のこと。
実際にはそれ以上のニコチンが含まれていて、深く吸うなど自分が心地よい元の量を得るよう無意識に体が調節しています。
またメンソールは煙を吸入し易くし、ニコチンの吸入量を増加させる効果があります。

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