歯を丈夫にして脳と足の老化予防!噛み合わせ、咀嚼回数、唾液

高齢者でも歯が丈夫であれば、脳と足の機能を若々しく保つことができるということが分かってきています。
本来、私達の永久歯は28本あります。
しかし日本人の歯の実態を調査すると永久歯は年と共に失われ、50代後半で平均4本失い、60代後半では7本失い、70代後半では13本もの歯が失ってしまうといわれています。

■歯で食べ物をしっかり噛むことで脳が活性化

歯が残っていると色んな物を噛むことができます。
咀嚼(そしゃく)する度に口を動かすと脳の血流が多くなり、脳の活性化につながります。
健康な歯で食べ物をしっかり噛むことが大切になります。
しっかり歯を噛むことで歯を支えている歯根膜(しこんまく)と呼ばれる部分が刺激され、その刺激が口の周りにある三叉神経(さんさしんけい)に伝わります。
するとその神経を通って刺激が脳全体を活性化します。
記憶を司る前頭野(ぜんとうや)の血流量も増加し、認知機能が活性化します。

■噛み合わせ

私達は歯を噛み合わせることで下顎を安定させています。
しかし歯を失うと上手く噛み合わせることができなくなり、下顎がズレて不安定な状態になってしまいます。
すると目線が定まらなくなることで、身体のバランスが崩れやすくなってしまいます。
結果、歩く速度が遅くなったり、歩くことじたいが歩けなくなり、筋肉量は次第に減少していくと考えられています。

■歯を丈夫に保つ秘訣は咀嚼回数にある

食べ物をしっかりたくさん噛んでいるかが、歯の健康のポイントになります。
一般的に1回の食事で咀嚼する回数は、約620回ほどだといわれています。
脳からはたくさんの神経が口に出ています。
噛むためには口を多く動かすため、それが脳に刺激を与えて認知症予防につながります。

■唾液(だえき)

唾液(だえき)は何も食べていない安静時にも出続けています。

■歯を守る唾液の作用

・虫歯の原因となる食べカスの洗浄
・虫歯菌が作る酸の中和
・歯のエナメル質の修復
・抗菌作用

虫歯菌や歯周病菌を退治する抗菌力こそが歯を守る唾液の大切な役割となっています。
また唾液はカゼを引き起こす細菌やインフルエンザウイルスの侵入を防ぐ働きもあります。
唾液が多く出るようになると、同じ唾液量でも中に含まれる抗菌物質の量が増えると考えられています。
日頃から噛む回数を増やして唾液をたくさん出すようにすれば、抗菌物質の虜も増えて虫歯菌や歯周病菌を退治することができます。

■噛む回数を増やす方法

●噛みごたえのある食材
ちりめんじゃこやタクアンのみじん切りなど、噛みごたえのある食材を普段の量に少しまぜるだけです。

●食材を大きく切る
シチューやカレーに入れる具などを、ふだんよりも大きめに切ることで咀嚼回数がアップします。

●野菜の切り方を工夫する
例えばダイコンは縦に繊維が走っているので、繊維に沿って縦に切るとと噛みごたえが大きくアップします。

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