ピロリ菌と胃炎・胃潰瘍・胃癌!ピロリ菌の除菌治療、検査法、副作用

ピロリ菌は胃炎・胃潰瘍・胃癌の原因にもなるので早い段階でピロリ菌の検査を受け、ピロリ菌の除菌治療を受けることが大切になります。
ピロリ菌の除菌治療を行いピロリ菌がいなくなっても、ピロリ菌の影響は残るので注意が必要です。




■ピロリ菌について

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃に住み着いています。
胃の一番表面の粘膜は粘液の層で覆われています。
食べ物が胃に入ってくると強い胃散の胃液が出てきますが、粘液があるために粘膜は強い胃散から守られています。
ピロリ菌はこの粘液の中に住み着いています。
そして胃液から身を守るためにアルカリ性のアンモニアを身にまとっています。

■ピロリ菌による病気

ピロリ菌が胃に長く住み着くと、ピロリ菌の毒素によって次第に粘膜が壊されて炎症が起こってきます。
この状態をピロリ菌感染炎といいます。
さらに胃炎が続くと粘膜が修復されなくなり、穴が開く胃潰瘍が起こりやすくなります。
また胃炎で弱った粘膜では癌が発生しやすくなります。
みぞおちの痛みがある人は、胃炎・胃潰瘍・胃癌の可能性があるので医療機関を受診しましょう。

■ピロリ菌の検査

・内視鏡検査
・尿素呼気試験
・抗体検査(血液、尿)
・便中 抗原検査

ピロリ菌感染は基本的に何の症状も出ないので、症状がないからといって安心というわけではありません。
胃炎・胃潰瘍・胃癌は、場合によっては症状が出ないこともあるのでピロリ菌検査を受けた方が良いです。

■ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌の除菌治療では、基本的に飲み薬による治療を行います。
1日2回、7日間服用します。

・アモキシシリン(抗菌薬)
・クラリスロマイシン、メトロニダゾール(抗菌薬)
・プロトンポンプ阻害薬(胃酸を抑える)

1週間服用した後、4週間以上の間隔を開けてピロリ菌が消えたかどうかの検査を行います。
菌が残っている場合は、クラリスロマイシン(抗菌薬)メトロニダゾールをメトロニダゾールに変え、また1週間治療を行います。
一次除菌での成功率は7割ほどになります。
二次除菌では、一次除菌が失敗した人の9割は除菌に成功しています。
ここまでの治療で合わせて97%ほどの人がピロリ菌の除菌をできます。

■ピロリ菌の除菌治療の副作用

・腹痛
・下痢
・口内炎
・味覚障害

稀に出血性大腸炎、やアレルギーによるショック症状が起こる場合があります。
ピロリ菌は5歳までの小さな時期に胃の中に入ってきます。
大人になって除菌しても、元々菌がいなかった人のようにきれいな胃に戻るということはありません。
50歳ぐらいで除菌を受けたとしても、40年以上はピロリ菌の影響が残っていきます。
そのため除菌をしても注意が必要になります。
ピロリ菌は感染期間が短いことが大切になってくるので、できるだけ若いうちにピロリ菌の検査をして除菌治療を受けることが大切になります。

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