胸郭出口症候群による肩の痛み!治療法・改善体操、自分でできる対策法

なで肩による胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)は生まれつきの体格が関与していますが、姿勢や生活習慣の改善や適切な体操などにより改善することも可能です。
なで肩の人で、手のしびれが強くなったり、腕のだるさが強まっている場合は整形外科を受診しましょう。
胸郭出口症候群の治療法、胸郭出口症候群 改善体操、自分でできる胸郭出口症候群対策法をご紹介します。




■胸郭出口(きょうかくでぐち)について

胸郭出口(きょうかくでぐち)とは、首の斜め前から鎖骨と一番目の肋骨の間を通り脇の下に向かう神経や血管の通り道で、体の左右にあります。
なで肩で筋力が弱い人は肩甲骨が下がりやすく、そのために僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲拳筋(けんこうきょきん)など肩甲骨を引き上げる筋肉が引っ張られ続けて肩こりが起こります。

■胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)について

肩甲骨が下がることにより神経や血管が引っ張られ、様々な症状が起こるのが胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)です。
胸郭出口症候群の初期から起こることが多い症状が、肩こり、首のこり、腕のだるさ、ヒジから手の小指側の痛みやしびれです。
進行すると握力低下や手のまひが起こり、荷物を持ったり細かい手の動作を行ったりすることが出来なくなることがあります。

長期間にわたって神経が引っ張られると神経の障害が起こります。
胸郭出口症候群を放置すると元に戻りにくくなることがあります。
なで肩のある人で腕の痛みや手の強いしびれを感じる人は整形外科などの専門病院を受診した方が良いです。

■胸郭出口症候群チェック

・ショルダーバッグがずり落ちやすい
・他の人よりも首が長く見える
  +
・肩こり・首のこり・腕のだるさ

・荷物を持った時に手のしびれや脱力感を感じる

■胸郭出口症候群 改善体操1

四つんばいになります。
おへそを天井に向かって突き上げるように、顔を下げて背中を丸めながら腰を引き上げます。
この状態を3秒間保ちます。
顔を上げて、ゆっくりおなかを下げながら腰を落とします。
この状態を3秒間保ちます。
これを繰り返します。
おへそを真下に下げ、真上に上げる、顔の位置はずらさないのがポイントになります。
肩甲骨を動かす筋肉のトレーニングになり、また胸郭のストレッチになります。

■胸郭出口症候群 改善体操2

四つんばいになります。
片側の手を反対側の手の前に90度の角度になるように置きます。
前の手と同じ側のヒザを少し後ろに引きます。
前の手で床を押しながら腰をゆっくり後ろに引きます。
この状態を3秒間保ちます。
ゆっくり元に戻します。
これを繰り返します。
背中が丸まらないように腰を引くのがポイントです。
胸郭と腹部の外側のストレッチになります。

■胸郭出口症候群対策

●適度な休息や十分な睡眠で疲労を溜めない
過度な肉体的・精神的ストレスは胸郭出口症候群を悪化させます。

●肩こりや腕のだるさが強まったら一度作業やスポーツを止めて休息を取る

●風呂などで体を温めて血行を促進させる
筋肉の疲労の回復や血管の圧迫による血流低下を改善できます。

●重い荷物はできるだけ持たない
交互に持つ、キャリーバッグを使うなどして腕が引っ張られることを避けるようにした方が良いです。

■胸郭出口症候群の治療法

胸郭出口症候群の治療は、保存療法が基本となります。

●薬物療法
・血流を良くする薬
・神経障害に対するビタミン剤

●神経ブロック注射

●リハビリ
痛みのある場所に超音波を当てたり、胸郭出口の過度に緊張した筋肉を緩めたり、体幹や肩甲骨周りの筋肉のトレーニングを行います。

●装具
肩甲骨を引き付ける装具

●手術
保存療法でどうしても治らない場合は手術を検討します。

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