質の良い睡眠・脳神経の活性化でアルツハイマー病を予防

アルツハイマー病はこれまで予防は難しいといわれてきましたがアルツハイマー病の予防が可能であるということが分かってきています。
アルツハイマー病はアミロイドβというタンパク質の蓄積が発症の引き金だと考えられています。
アミロイドβの蓄積を抑えることがアルツハイマー病の予防に重要だといわれています。
質の良い睡眠がアミロイドβの排出を促してアルツハイマー病の予防に効果的と考えられています。
また脳神経の活性化もアルツハイマー病の予防に効果的と考えられています。




■アルツハイマー病

アルツハイマー病とは記憶力や判断力が低下してしまう脳の病気です。
認知症の約7割を占めているのがアルツハイマー病です。
これまでアルツハイマー病は治療が難しく予防も難しいとされていましたが、近年の研究では予防できると考えられています。

■アミロイドβというタンパク質の蓄積とアルツハイマー病

アミロイドβが溜まると脳の中に老人斑(シミ)ができ、これがアルツハイマー病の特徴の一つとなっています。
脳にアミロイドβというタンパク質のゴミが集まり溜まっていくと周りの神経細胞を傷つけて死なせてしまいます。
アミロイドβの蓄積がアルツハイマー病発症の引き金だと考えられています。
アミロイドβの蓄積を抑えることが予防のカギになります。

■軽度認知障害

アミロイドβはアルツハイマー病発症の25年ほど前から溜まり始めます。
アルツハイマー病発症の3〜5年前には、軽い物忘れなどが起きる軽度認知障害の状態が起きます。

■アルツハイマー病とアミロイドβの排出の関係

アミロイドβができる量は健康な人もアルツハイマー病にかかっている人も同じとされています。
アルツハイマー病にかかっている人はアミロイドβの排出量が少ないということが分かってきています。
普通ならアミロイドβが生まれる量と排出される量は同じくらいです。
アルツハイマー病はアミロイドβの排出量の低下が原因だと考えられています。
アミロイドβはまだバラバラの状態のときは流して排出することができますが、集まって固まってしまうと流して排出していくことができなくなってしまいます。

■質の良い睡眠でアミロイドβを排出

アミロイドβは睡眠で排出することができるということが分かってきています。
また質の良い睡眠ほどアミロイドβ排出が上手くいくと考えられています。
熟睡できている人の方がアミロイドβの排出が上手くいき、アミロイドβの蓄積が抑えられると考えられています。
質の良い睡眠をとることで認知症のリスクを減らしたり、認知症の発症を遅らせたりすることができると考えられています。

睡眠中に脳は細胞の間に隙間を作り、その脳にできた道を通ってアミロイドβなどの物質を流れやすくしています。
質の良い睡眠がアミロイドβの蓄積を抑えて、アルツハイマー病を防げるかは今後の研究とされています。

■アルツハイマー病の予防ポイント

・6〜8時間の睡眠
・30分以内の昼寝
・有酸素運動
・コミュニケーション
・知的活動

●6〜8時間の睡眠(脳のゴミを排出)
マドリード大学病院の研究によると6〜8時間の睡眠では認知症のリスクが低いと考えられています。

●30分以内の昼寝(脳のゴミを排出)
30分以内の昼寝をしている人は、それ以外の人に比べて認知症の発症リスクが1/5に軽減するという研究報告があります。

●有酸素運動(脳神経を活性化)
弱った神経細胞を活性化するホルモンが分泌され、アミロイドβを分解する酵素も増えると考えられています。

●コミュニケーション(脳神経を活性化)
いろんな人と会話することで脳神経が活性化します。

●知的活動(脳神経を活性化)
頭を使いながら指先を動かすと脳神経が活性化します。

■アルツハイマー病を発症している場合

アルツハイマー病を発症している人でも良い睡眠ををとることがアミロイドβの排出を促す効果が期待できます。
また脳神経を活性化させることも効果的です。
アルツハイマー病を発症している人は活動する内容を検討することが必要です。
難しいことを無理やり行うのは逆効果になる場合もあります。

■食事によるアルツハイマー病予防のためのポイント

バランスの良い食事が認知症予防につながります。
減塩で高血圧を予防することが認知症予防にもつながります。

脳の血管を丈夫にする食事も大切になります。
アミロイドβの排出には脳の血管も関係しています。
脳の血管をしなやかに維持することがアミロイドβの排出のカギにもなります。

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