■口内炎について
口内炎とは口の中に起きた炎症のことをいい、原因も様々です。
しかもただの口内炎だと思っていたら怖い病気の可能性もあり、中には命に関わる病気の場合もあります。
何らかの理由で口の中に傷がつき口内の細菌が侵入しようとすると、白血球や傷を治す物質が出てき細菌を攻撃し炎症が起こります。
その結果、口内炎ができます。
白くなる口内炎をアフタ性口内炎といいます。
■口内炎ができる要因
・疲れ
・ストレス
・栄養不足
・キズ
口の中の傷は、口の中を噛んでしまったり、熱い物や辛いものなどを食べたときの刺激でも出来やすくなります。
ストレスなどを感じると口の中の唾液の量が減少したり、抵抗力が低下したりして口内炎が出来やすい状態になります。
唾液には口の中の細菌を殺菌したり洗い流す効果もあるため減少すると口内炎が出来やすくなります。
■金属で口内炎
・物理的刺激
・アレルギー
●物理的刺激が口内炎の原因
歯の詰め物やかぶせ物などが合っていないことが刺激となって口内炎ができることがあります。
●アレルギーが口内炎の原因
金属のイオンが溶け出して過剰に反応してしまい口内炎ができることがあります。
■口内炎の予防ポイント
・唾液マッサージ
・うがい
・水分補給
・栄養と睡眠
●唾液マッサージで口内炎の予防
親指でアゴの骨の少し内側のところを押しながら、耳の前の耳下腺も押してマッサージします。
●うがいで口内炎の予防
うがいにより細菌を洗い流すことが口内炎の予防につながります。
●水分補給で口内炎の予防
身体の水分が足りないと口内の唾液の量も減るので水分補給が大切になります。
●栄養と睡眠口内炎の予防
ビタミンBなどが含まれるものを摂るとよいです。
睡眠で疲れを溜めないことが口内炎予防につながります。
■口内炎で医療機関を受診した方がよい場合
口内炎が2週間以上治らない場合、長年同じところに繰り返し口内炎ができる場合は医療機関を受診した方がよいです。
■口内炎の治療薬
・ぬり薬
・パッチ
・スプレー
まずは口の中をうがいしてきれいにし、傷の周りの水分を脱脂綿やコットンで取ります。
その後適した薬を使用します。
薬を綿棒などにつけて周りから塗っていき、最後に傷口にかぶせていきます。
治療薬はステロイドが入っているものと入っていないものに分かれます。
ステロイドが入っているほうが炎症を抑える効果が強いので、痛みが強いときはステロイドが入っているもののほうがよいです。
広範囲に複数できた場合はスプレーやぬり薬がおすすめです。
一つだけできた場合はパッチがおすすめで、特に舌にできるものはパッチの方がよる強くくっ付くので効果的です。
のどの奥のほうはスプレーがおすすめです。
■口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいかいせん)
粘膜が赤く腫れ、一部は変質して白い模様ができます。
ごく稀にがん化することもあります。
原因はアレルギー、遺伝、自己免疫疾患、ストレスなどが考えられます。
■白板症(はくばんしょう)
白くなる症状が起こります。
原因は喫煙、アルコール、物理的刺激などが考えられます。
白板症(はくばんしょう)の5〜10%はがん化するといわれています。
■紅板症(こうばんしょう)
赤く腫れる症状が起こります。
原因は喫煙、アルコール、物理的刺激などが考えられます。
白板症(はくばんしょう)の半数はがん化するといわれています。
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