糖尿病対策、糖尿病は血糖値を上げない工夫が大切、運動が効果的

■糖尿病と血糖値について
血糖値の数値がある一定量を超え、体内に余分な糖が溜まってしまうと起こるのが糖尿病。
心筋梗塞、脳硬塞、ガン、アルツハイマーなど様々な合併症を引き起こす万病の元とも言われています。
現在その数は予備軍も含め成人の6人1人とも言われています。
通常の健康診断で計るのは空腹時の血糖値ですが、この空腹時の数値だけでは安心できないのが糖尿病です。
血糖値とは主に食事から体内に吸収され、血液中のブドウ糖の量を表す数値です。
血液中のブドウ糖は健康な人の場合エネルギーとして消費されますが、日本人は運動量が減ったことでブドウ糖を十分に消費できなくなり、糖尿病が増えたと言われています。
日本人の摂取カロリーは、ここ30年くらいほとんど変わっていません。
そのかわり消費カロリーの方が減ってしまっています。

■日本人は空腹時より食後の血糖値が上がりやすい
日本人では食後の高血糖のタイプが多く、そのため空腹時血糖値のみで判断する健康診断では初期の糖尿病が見つかりにくいのが現状です。

■糖尿病には運動を継続して行うことが効果的
運動を行うと筋肉がブドウ糖を取り込みやすくなりより多く消費されます。
運動を行うことで筋肉が刺激されると、体内のブドウ糖が筋肉細胞のエネルギー源として消費されるため血糖値が低下します。
運動のポイントは継続です。
1日トータル30分の運動でも続けることが大切です。

■運動は下半身を使うことが良い
下半身は全身の筋肉のおよそ7割が集まる場所です。
下半身を重点的に使うとよりブドウ糖の消費に効果的です。

■パンよりごはん!血糖値を上げない朝食のポイント1

ごはんは水分が十分に含まれていますがパンは水分量が少なく粒が少ないので、実際の血糖値の上がり方はパンの方が高くなります。
糖質を含む食品の種類によって血糖値の上がりやすさが異なります。

■食べる順番は味噌汁から!血糖値を上げない朝食のポイント2

味噌汁から食べると、その水分が糖質の急激な吸収を妨げ血糖値の上がるスピードが緩やかになります。
味噌汁がメニューにない場合は、お茶や水でもよいです。
フルーツを食べる場合でも先に水分を摂ると効果的です。
血糖値を上げにくくするための水分は甘くないものがよいです。

■色々なものをバランスよく順番に食べる!血糖値を上げない朝食のポイント3
同じおかずに集中するよりも、色々なものをバランスよく順番に食べる方が血糖値の上がるスピードが緩やかになります。
炭水化物・油物・タンパク質を一緒に摂ると糖質の吸収を遅らせることが出来ます。

■食後のデザートは果物よりケーキ!血糖値を上げない朝食のポイント4
ケーキには糖質以外の成分が多く含まれるので果物より血糖値が上がりにくい。
しかし脂質も多く含まれているので摂り過ぎには注意が必要です。


糖尿病毎日のおいしい献立

一生使える毎日の糖尿病献立