足を鍛えて老化予防

■太もも改善で老化予防
●太ももテストで体の老化度チェック
立った状態でお尻の付け根にこぶしを当て、足を曲げてこぶしにかかとをつけます。つかない人は太ももの筋肉が衰えて固くなっている証拠です。

●身体の機能が衰え老化すると、まず足から衰えが起こります。
身体の機能に問題がなければ、血液中の栄養素は全身に供給されます。 しかし、身体の大事な機能が衰えるとそれを補うため、そこに血液を集めようとします。すると末端にある足は血液供給が後回しにされ、はじめに機能が衰えてきます。

●太ももが衰えると太る
太ももが硬い人は基礎代謝が落ちているので太りやすくなります。
筋肉は基礎代謝の4割を占め、じっとしているときも糖や脂肪を燃やし熱を生み出しています。
しかし、全身の筋肉が老化して硬くなり伸びがなくなると、基礎代謝が低下していきます。
筋膜は筋繊維を束ねる膜で、年をとったり、運動不足が続くと硬く縮んでいきます。
この筋膜が硬く縮むと、筋肉が締め付けられ、伸びがなくなり、しだいに痩せ細ってしまいます。
こうなると全身の筋肉量が減り、消費できるエネルギーが減少し、基礎代謝が落ちてしまいます。 筋膜委縮の影響が最も現れるのは太ももで、太ももは身体の中で最大の筋肉で、最も筋膜に覆われています。そのため全身で筋膜委縮が始まったとき最も硬くなりやすくなります。

●太らない身体を作る、お手軽ベルトストレッチ!
ベルトで輪を作り足首に巻き、 仰向けに寝た状態でベルトを引いていき、足全体が伸びたと感じる場所で止め、そこで20秒間深呼吸します
一日に左右 5セット

筋肉は伸びるほどたくさん使われます。 日々続けると筋膜も筋肉も柔軟性が復活し、同じ運動をしても筋肉がより大きく動くようになります。
そしてじっとしているときでも、常に細胞が活発になり、代謝量が増加し、どんどんカロリーを減らすようになります。
全身の筋肉量の2/3が足で、復活すれば一番効率良く基礎代謝を上げることができます。

■ふくらはぎ改善で老化予防
●ふくらはぎテストで体の老化度チェック
足元にコインを置き、壁に手をついて、片足でつま先立ちになった状態で足を屈伸してコインを拾います。できない人はふくらはぎが衰えている証拠。

血管は加齢とともに血管壁が硬く厚くなり管が狭くなっていきます。
硬く狭まった血管はつまりやすく、心筋梗塞や脳硬塞を引き起こしやすくなります。
血管が老化すると全身の血流が悪くなり、なかでもひざから下は血管が細く枝別れするため特に流れが悪化します。 すると、そこにあるふくらはぎの筋肉へはエネルギー源となる酸素や糖が十分供給されなくなります。そのため筋肉に力を入れるとすぐエネルギーが足りなくなり働きが弱ってしまいます。 血管老化の予防・改善策の基本は低カロリーの食事や運動で血流を良くすることです。

●ひざ裏マッサージ老化予防法
ひざ裏は血管が細く分岐しはじめるところで、そこをもむことでふくらはぎへと向かう血流が増えます。ふくらはぎには動脈から静脈へとつながる場所が集中していて、その血流が良くなり心臓へ折り返す量が増えるため、全身の血液循環が良くなります。
日々血流を良くしていると、血管はよく伸び縮みし弾力性が高まります。

■つま先テストで首の老化チェック
イスに座り、足元に置いたペンを足の指でつかんで拾います。うまくできない人は首の老化が進んでいる証拠。首の老化が進むと神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経伝達がうまくいかず足の動きが鈍くなるのだそうです。

●足ツボマッサージで首の血行改善
足の内側のくるぶしの指1本分下の照海というツボを刺激すると首の血行がよくなります。

■ナマコで高血圧改善
ナマコに豊富に含まれるコンドロイチン硫酸が血中の脂質を減らし、ドロドロ血を改善、さらにタンパク成分が血管を拡張し、血圧を下げてくれるます。

■ウーロン茶(烏龍茶)の健康パワー
ウーロン茶に含まれるカテキンは活性酸素を除去し老化防止に。
またウーロン茶ポリフェノールが脂肪の吸収を抑制します。